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歯周病とは

歯周病をわかりやすく詳しく正しく説明するページ

歯周病とは何か? 

 「歯周病(昔は「歯槽膿漏(しそうのうろう)」といわれていました)」は、日本人成人の80%がかかっている病気です。世界中で一番多くの人がかかっている病気でもあり「ギネスブック」にも認定されているほどです。

 歯周病は「自覚症状のない初期の歯周病」~「歯が自然に抜けてしまう重度の歯周病」まであり、口臭の原因でもあります。

 歯を失う原因の43%は歯周病によるものなので、「歯を抜きたくない」方は歯周病とはどんな病気であるか知っていて損はありません。歯を残して生涯自分の歯ですごしましょう。

 お伝えしたいこと

・歯を失う原因の半分近く(43%)が歯周病によるもの。
・歯周病の原因は細菌(すべての人に存在する)。集団(プラーク)になると病原性が現れる。
・歯周病を悪化させるものは多くあるため、個人ごとにすすみ方が違う。 

・そのため、「原因究明」が大切であり、クリニックの実力が試される。
・歯周病で溶けた骨は元に戻らないことが多いため、早期治療で未然に防ぐことが合理的。
・歯周病の「軽度」「中度」は目で見ただけではわからないので、専門的に診てもらう必要がある。

・歯周病の治療をおこなう目的は「歯を残す」ため。審美的にもメリットがある。
・歯周病は全身の健康に影響するため、健康寿命を左右する。

目次

1歯周病を一言でいうと
  1-① 骨が溶ける病気
  1-② 歯ぐきが痩せる病気
  1-③ インプラントも歯周病になる
2自分でわかる症状
3歯周病のすすみ方
  3-① 正常な状態
  3-② 歯肉炎(しにくえん)
  3-③ 軽度の歯周病
  3-④ 中度の歯周病
  3-⑤ 重度の歯周病
4歯周病の原因と悪化させるもの
  4-① そもそもの原因
  4-② 悪化させるもの
  4-②-(1)タバコ
  4-②-(2)全身疾患
  4-②-(3)お薬
  4-②-(4)かみ合わせ
  4-②-(5)ストレス
  4-②-(6)合ってない冠や入れ歯
  4-②-(7)ホルモンバランス(妊娠)
  4-②-(8)遺伝 
  4-②-(9)肥満
  4-②-(10)継続管理治療をしない

5全身への影響
  5-① 糖尿病
  5-② 心疾患
  5-③ 早産、低体重児
  5-④ 肺炎
  5-⑤ 関節リウマチ
  5-⑥ その他
6なぜ治療するのか?
  6-① 歯を残すため
  6-② 見た目をよくするため
  6-③ 全身の健康のため
7まとめ

1 歯周病を一言でいうと

 歯を支えている「歯ぐきと歯ぐきの骨が溶けていく病気」です。

①骨が溶ける病気

歯周病の骨と健康な骨の違いと症状

歯ぐきの骨の比較

 歯は歯ぐきの骨に支えられています。歯周病になると歯をサポートしているその骨が痩せてくる(溶けていく、専門的には「吸収する」といいます)。そのため「歯がグラグラしてくる」「咬むと痛い」という症状がでてきます。

 最終的には骨のサポートがなくなった時点で歯が自然に抜けてしまいます。

②歯ぐきが痩せる病気

歯周病の歯ぐきと健康な歯ぐきの違いと症状

歯ぐきの比較

 また、歯ぐきが下がるので歯の根の部分が出て「歯が長くなった」様に見えます。見た目にも良くありません。

 いくら綺麗な被せもの(冠、クラウン)が入っていても歯周病の治療をしないで被せてしまうと審美的とはいえません。

③インプラントも歯周病になる

インプラント周囲炎のレントゲン写真と症状

インプラントも歯周病になる

 インプラント(人工歯根、じんこうしこん)も天然の歯と同様に歯周病にもなってしまうことがわかっています(正確には「インプラント周囲炎」といいます)。

 インプラントがひとたび歯周病になると天然の歯と比べ100倍(!)早くすすむことがわかっています。もちろん歯周病が進んでしまうとせっかくお入れしたインプラントも「抜けたり」「腫れたり」して長持ちしません。

 そのため、インプラント治療を行う前に歯周病治療をしっかりしておくことが鉄則です。

◆「インプラント」についてのページはこちらからご覧頂けます。

2 自分でわかる症状

歯周病の自覚症状は以下の通りです。

歯磨き時に血が出るのは歯周病の症状

歯磨きの時に血が出るのは赤信号

☑口臭を指摘された(膿)
☑咬むと痛い(炎症)
☑歯ブラシすると血がでる(炎症)

☑歯がグラグラする(骨が痩せた)
☑歯と歯の間の隙間が大きくなって食べ物が詰まる(歯ぐきの痩せ)
☑歯ぐきが痩せて歯が長くなってきた(歯ぐきの痩せ)

 特に「ブラッシング時の出血」は見過ごしやすいですが、歯ブラシに血が付いたら要注意。痛みが無くとも歯ぐきの「炎症」の兆候です。自覚症状の「痛み」「咬めない」などの症状が出てきたら進行は間違いないと判断して良いと思います。

3 歯周病のすすみ方

 歯周病は急になるのではなく「歯肉炎(しにくえん)」からはじまり、段階を踏んですすんでいきます。
以下「正常な状態」~「歯肉炎」~「歯周病」の症状と状態をご説明いたします。

①正常な状態

正常な歯ぐきの骨の写真

歯ぐきの骨が正常な状態

 歯ぐきからの出血もなく、色も「うすいピンク」で、歯ぐきの痩せも見られません。歯ぐきの骨の状態も変化がありません。

②歯肉炎(しにくえん)

歯肉炎の写真と症状

歯肉炎(歯ぐきの腫れ)の状態

 歯周病の一歩手前の状態で、表面の炎症はありますが、まだ歯ぐきの骨にまで病気がすすんでない状態です。「歯ぐきの骨まですすんでいない点」が歯肉炎と歯周病の違いです。

自覚症状:歯ブラシ時に血が出る。

③初期の歯周病

歯周病軽度の写真とレントゲンと症状

歯周病の軽度の状態

 自覚症状はほとんどありませんがすでに歯ぐきの骨に変化が出てきているところに注目。見た目の変化は目立たないですが内部では確実に進行しています。

 このタイミングで歯周病治療ができれば確実に歯は残すことが可能ですので見落とさないようにしなければなりません。

自覚症状:口臭が気になることがある、歯ブラシ時に血が出る、歯と歯の間に食べ物が詰まる。

④中度の歯周病

歯周病中度の写真とレントゲンと症状

歯周病の中度の状態

 歯ぐきの骨が溶けてなくなる量が多くなり、歯ぐきの中の歯石(縁下歯石、えんかしせき)もレントゲンで確認できます。自覚症状もでてきます。

 歯周病の治療により 「進行を停止、もしくはスピードを遅くする」ことが目標になります。元の状態に近づけるため歯ぐきの骨を再生させる「再生療法(さいせいりょうほう)」を おこなう場合もあります。

自覚症状:口臭を指摘された、噛むと痛い、歯ぐきが腫れる、歯ブラシ時に血がでる。

⑤重度の歯周病

歯周病重度の写真とレントゲンと症状

歯周病の重度の状態

 ここまで来ると歯を残せない可能性がでてきます。治療の目標は「歯をどれだけ残せるか?」のステージになります。

 食事も食べにくくなり、ブリッジ、入れ歯、インプラント、などの「かみ合わせの治療」も考えながら治療を進めることがあります。

自覚症状:離れていても口臭がわかる、歯がグラグラしてくる 、歯の長さが長くなった感じがする、歯ブラシ時に血が出る、膿が出る。

4 歯周病の原因

①そもそもの原因


  歯周病の原因は、ズバリ「細菌(バクテリア、ばい菌)」です。

 健康な方でもお口の中には400~700種類の細菌が生息しています(すべての人にです!これは、歯科大学で必ず授業で教わることです)。個人によって住んでいる細菌の種類、割合は違いますが、細菌たちがスクラムを組んで「細菌の集団(塊り)」になった瞬間に病気の原因となります。

 その細菌の集団を「プラーク(歯垢、バイオフィルム)」といい、このプラークが歯周病の原因です。なぜ集団になると病原性がおきるのか?一言でいうと「細菌の量が増えることにより、細菌の性格が変わる」からです。このプラークの「毒素」によって歯ぐきの骨が溶けていきます。

※代表的な歯周病菌は以下の3種

 歯周病と細菌(ばい菌)の関係の写真

細菌の集団をプラーク(歯垢)という

  ・アクチノバチラス・アクチノミセテムコミタンス(A.a菌)
  ・バクテロイデス・フォーサイサス(B.f菌)
  ・ポルフィロモナス・ジンジバーリス(P.g菌)

 そのほかの細菌たちはその歯周病菌の働きを助ける役目をします。細菌検査で診断が可能です。

 ※「プラーク、歯垢」は細菌の集団を意味し、いわゆる「食べカス」とは全く違うものです

 ◆「プラーク」についてさらに詳しく知りたい方はこちらからご覧頂けます。

②歯周病を悪化させるもの

 どの歯周病も原因は「プラーク(細菌)」ですが、個人ごとにすすみ方が違います。それはなぜでしょうか?専門的には「修飾因子(しゅうしょくいんし)」とよばれるものの影響であり、以下のようなものがあります。

(1)タバコ

 重度の歯周病、なかなか良くならない歯周病、すぐに再発する歯周病など、最大の影響力を持つものが喫煙の習慣です。喫煙歴、本数により→2~8倍歯周病が悪化しやすくなります。
 
 治療を続けても期待する効果がでない(良くならない)場合がありますので要注意です。

 タバコの煙による、免疫機能の低下、治りの遅延、ニコチンの毒素、が関与します。また、ご自身は喫煙しない場合でも周りの方が喫煙する「受動喫煙」の影響を受けます。

歯周病とタバコ(喫煙)の関係の写真

タバコは百害あって一利なし

(2)全身疾患

 糖尿病の場合→2~3倍悪化しやすくなります。

 その他代表的なものとして、骨粗しょう症腎疾患があげられます。

 分かりやすく表現すると
    A,細菌+悪化させるもの > B,お体の抵抗力 ⇒ 歯周病の進行                                
 
となり、歯周病を進行させないためには「A<B」の状態を維持することが必要になります。

歯周病の原因をわかりやすく図解した写真

歯周病発生のメカニズム

(3)お薬

 代表的なお薬の影響は以下の通りあります。

血圧のお薬 → 血行を良くする=腫れやすくなる     (内科、循環器)
ホルモン剤 → 細菌の増殖を助ける成分があるものがある (産婦人科)
骨粗しょう症→ 骨の新陳代謝に影響する         (整形外科)
 
 

歯周病と薬の影響の関係についての写真

服用薬で治療方針が変わることがある

(4)かみ合わせ

 就寝時の歯ぎしり、食いしばり→左右に揺さぶる力が歯にかかり、グラグラしやすくなります。

 入れ歯の「バネ」のかかっている歯、ブリッジの土台になっている歯は通常よりも力がかかるところなので、その歯だけ歯周病が急速に進むことがあります。

歯周病とかみ合わせの関係の写真

歯ぎしりに注意

(5)ストレス
 精神的、肉体的ストレスによりお体の免疫力が下がるため→3~5倍悪化しやすくなります。

歯周病とストレスの関係の写真

疲れ、寝不足も影響する

(6)合ってない冠や入れ歯

 冠のギャップや隙間が細菌の棲み家になります。

 ギャップの精度(適合度)は30~50㎛(1㎜の1000分の30~50)が理想的です。

歯周病と冠の関係の写真

冠の適合精度が大切になる

(7)ホルモンバランス(妊娠、更年期)
歯周病と妊娠、生理、ホルモンの関係の写真

女性の歯周病の特徴

 女性の方はホルモンのバランスの変化(生理、妊娠)がありますので歯周病が悪化しやすい時期があります。

 特徴的な病気として「妊娠性歯肉炎」「妊娠性エプーリス」などがあります。また、更年期による唾液の分泌量の低下、骨密度の低下も影響します。

(8)遺伝
歯周病と遺伝の関係の写真

歯周病と遺伝

  特定の遺伝子(IL-1)がある方→2.7倍悪化しやすくなります。
 その他として、ダウン症候群、好中球減少症、無カタラーゼ症、等
 ※「IL-1遺伝子多形」の有無は、血液検査で診断可能です。
(9)肥満
 内臓脂肪から産生される「腫瘍壊死因子(しゅようえしいんし)」が関連している可能性があります。

歯周病と肥満の関係の写真

健康管理が大切

(10)継続的管理治療をしない
 SPT(エスピーティー)、メインテナンス、定期健診、フォローアップ、などの継続管理治療をおこなわない場合3.2倍悪化しやすくなります。

 いったん良くなっても油断は禁物。歯周病は再発しやすい病気なので定期的な管理が必ず必要になります。

歯周病と定期健診の関係の写真

歯周病は後戻りしやすいため

5 全身への影響

①糖尿病

 糖尿病合併症(目の病気の網膜症、内臓の腎不全、など)の一つとして歯周病もあげられます。歯ぐきの腫れ(炎症)がなくなり炎症物質が少なくなることにより、血糖値(HbA1c)が改善したという報告があります。
 ※日本人の5人に1人が糖尿病、もしくは糖尿病予備軍です。

②心疾患

 歯ぐきの血管から入った歯周病菌が、全身を巡り、血管の内側につき(毒素の影響で)動脈硬化の進行に関与するとの報告があります。
 ※日本人の死亡原因の第2位は心疾患です。

③早産、低体重児

 歯ぐきの腫れ(炎症)により、炎症物質が体を巡り、子宮の収縮を促進することが報告されております。
 ※女性の方は歯周病に特に注意が必要です。

④肺炎

 歯周病菌が肺に入ること(誤嚥、ごえん)により、肺に感染、肺炎を引き起こします。
 ※日本人の死亡原因の第3位は肺炎です。特にご高齢の方は注意が必要です。

⑤関節リウマチ

 歯周病と関節リウマチの病気のメカニズムには共通点が多いことがわかっています。

⑥その他

 菌血症(きんけつしょう)、慢性腎臓病、認知症、非アルコール性脂肪肝炎に影響することがわかっています。

6 なぜ治療をするのか?

①歯を残すため

 歯を失う原因の43%は歯周病によるものです(32%は虫歯)。歯周病で歯を失うことがなくなれば、約半分の歯が救えます。
また、いったん痩せてしまった歯ぐきや歯ぐきの骨は治療して良くなったとしても元の形には戻らないことが多いため、お痛みが無い場合でも早期治療で進行を未然に防ぐほうが治療効果、期間、コストの点からみて合理的です。

②見た目を良くするため

 正常な歯ぐきの色は「薄いピンク」色です。歯ぐきが赤く充血してたり、歯石が付いたまま冠を入れても「審美的」とは言えません。

 歯ぐきは「笑顔」で見える箇所なので健康的な歯ぐきの「色と形」は「魅力的な笑顔」のためには必要です。

歯周病(歯ぐき)と前歯の関係の写真

歯周病は審美性にも影響する

③全身の健康のため

 歯周病菌は歯ぐきを通じて全身を巡ることが確認されています。心疾患、脳血管疾患、糖尿病、肺炎、早産、低体重児、認知症、に関与することがわかっています。

歯周病を治療する3つの理由の写真

歯周病を治療する理由

7 もう一度まとめ

・歯を失う原因の半分近く(43%)が歯周病によるもの。
・歯周病の原因は細菌(すべての人に存在する)。集団(プラーク)になると病原性が現れる。
・歯周病を悪化させるものは多くあるため、個人ごとにすすみ方が違う。 

・そのため、「原因究明」が大切であり、クリニックの実力が試される。
・歯周病で溶けた骨は元に戻らないことが多いため、早期治療で未然に防ぐことが合理的。
・歯周病の「軽度」「中度」は目で見ただけではわからないので、専門的に診てもらう必要がある。

・歯周病の治療をおこなう目的は「歯を残す」ため。審美的にもメリットがある。
・歯周病は全身の健康に影響するため、健康寿命を左右する。

文責: 大手町デンタルクリニック 院長 島倉洋造

 ◆「歯周病とは何か?」アドバンス編はこちらからご覧頂けます。
   ◆【歯周病治療ページ】はこちらからご覧頂けます

参考文献:

「歯周病と全身の健康」          特定非営利活動法人 日本歯周病学会
「歯周治療の指針2015」        特定非営利活動法人 日本歯周病学会
「カラーアトラス 歯周病学 第3版」   永末書店
「デンタルハイジーン 通巻241号」   医歯薬出版

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