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【親知らずの抜歯後の5つの注意点】
親知らずのトラブル、対処法として抜歯があります。
ただ、親知らずを抜くと顔がパンパンに腫れる。痛みが強い。歯茎を切って取り出した。
などの怖い印象があり、なかなか抜歯に踏み出せない。
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんな不安を払拭できるように、親知らず抜歯に関する注意事項や抜歯後の過ごし方についてお伝えしていきます。
■抜歯にもいろいろなパターンがある!!
親知らずにもさまざまな生え方があり、あごの神経と接している場合もあります。
一般の歯科でも親知らずを抜くことは可能ですが、下の親知らずの近くには大きな神経が通っています。
抜歯の際に傷つけてしまうと後々不快事項が続く可能性もありますので、場合によりCTなどで三次元的に位置を確認する必要があります。
また、下の親知らずが半分埋まって横に生えている状態や、歯の神経を傷つけてしまう可能性がある場合、大学病院の口腔外科へ紹介→大学病院で抜歯するケースもあります。
状況に合わせて、適切な抜歯方法を選択することが重要です。
■抜歯後に注意すること
①しっかり止血する(うがいをしない)→ 頻繁にうがいをしてしまうと、かさぶたが剥がれて出血の原因となったり、治りを遅くする原因になります(軽くすすぐ位ならOKです)。
また傷口を舌や指で触ってしまうと、バイ菌が入り感染をおこす原因になります。なるべく傷口にさわらないようにして下さい。 歯茎がしっかり治るのには約1ヶ月かかります。
②抗生物質を飲み切る → 痛みがなくても、抗生物質は全て飲みきるようにして下さい。
③運動は控える 。
④アルコールは控える。
⑤お風呂はシャワー程度 → 温まると体温が上昇し、血の巡りが良くなり出血の原因となります(抜歯当日のみ
)。
※喫煙される方は、おタバコを控えます(当日~1週間程度)→ 治りが悪くなるため。
■抜歯後のトラブル対処法
・腫れる→ 抜歯後全く腫れないこともあります。個人差はありますが、だいたい1~2週間程度で落ち着いてきます。
・口が開かない→ 安静にしていれば個人差はありますが、だいたい1~2週間程度で少しづつ腫れが引いて次第に開くようになります。
・ドライソケット
抜歯した後、歯があった部分の内部の骨が、かさぶたの役割をする血の固まりで十分に覆われない状態のことです(骨が直接露出してしまう)。
激痛を伴うことが多く、特に下の親知らずの抜歯後、2~4%程度の人に起こるといわれています。 塗り薬で患部を保護したり、再び内部を刺激したりして治療していきますが落ち着くまで2~4週間程度かかることがあります。
親知らず抜歯に関する注意事項、正しい知識を身につけて、万全の状態で、抜歯に臨みましょう!
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