※患者様のご厚意でご紹介させて頂いております。
歯の根の治療#008
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右下一番奥の歯がお痛みがあり、歯が「グラグラ」するとのことでした。
ご事情をお聴きしたところ、一度お痛みががでた時に他院様で「抜歯してインプラント」の御提案されため「歯を抜かずにできる治療法はないか?」とのご相談でした(セカンドオピニオン)。
早速レントゲンを撮影して診査したところ、右下の一番奥の歯(下顎第二大臼歯、かがくだいにだいきゅうし)の周りの骨(歯槽骨、しそうこつ)が大きく溶けていることが分かりました(治療前のレントゲンの青矢印部)。
治療前のレントゲン |
治療後のレントゲン |
歯ぐきの骨が溶ける(=吸収)の原因としては
①根の内部の汚れ
②歯周病
が考えられるため、歯を抜かずに治すためには両方の治療を確実に行う必要があります。
最初に、歯の根の治療(根管治療、こんかんちりょう)をおこない、その後に歯周病の治療を行う治療計画をお立てしました。
歯の根の治療を行って5ヶ月後には歯ぐきの骨が回復(≒再生)してきていることが確認できたため、最も耐久性が高いゴールドクラウンの製作に移りました。治療後のレントゲンで歯の根の周りが白くなり歯ぐきの骨ができていることが分かります(治療後のレントゲン、隣の歯も治療済み)。
説明①(治療前) |
説明②(治療後) |
今回の歯は根の曲がり具合が複雑(逆S字状。説明①の黄色点線部)のため難易度が極めて高く通常の治療方法では根の先端部まで消毒のお薬が到達しない可能性が考えられました。
そのため、確実に治療を行うために歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用しながら根の管(根管)の曲がりを修正しながら根の先までお薬をお入れする方法をとりました(説明②黄色点線部)。
■治療内容と結果 :他院様で抜歯と判断(診断)された下の奥歯(下顎第二大臼歯)を「米国式歯内療法(大臼歯)」行なうことで歯を抜かずに治療ができた。
■主なリスクや副作用:成功率は100%では無いこと。副作用はない。個々の患者様の状態は異なるため、治療の結果も異なることをご了承くださいませ。
■費用:米国式歯内療法(大臼歯) 110,000(税込 121,000)
ゴールドクラウン 130,000(税込 143,000)
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