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【歯ぎしりのお話】
9月もそろそろ終わりですね。まだまだ暑い日が続いておりますので、皆様体調には気をつけて下さいね。
本日は、歯ぎしりについてお話したいと思います。
現在、10人に1人程度の人が睡眠中の歯ぎしりに悩まされているといわれています。
歯ぎしりがどのようなメカニズムで発生するのかは、現在まで正確なことはわかっていません。 しかし、いくつかの考えられる原因はあります。 歯ぎしりを引き起こすと考えられている主な3つの原因について見ていきましょう。
■歯ぎしりの原因とは?
1.ストレスからくる歯ぎしり。
睡眠中に無意識に歯ぎしりや、食いしばりをしたりすることでストレスを解消していると考えられています。
2.噛み合わせや、身体的バランスによる歯ぎしり 。
上下の歯の噛み合わせが悪いと歯ぎしりが起こりやすくなります。
3.生活習慣による歯ぎしり 。
さまざまな習慣も、歯ぎしりの原因となり得ます。 日中の習慣が睡眠中にも現れ、歯ぎしりしてしまうのです。さらに飲酒や喫煙も歯ぎしりを引き起こす原因の可能性があります。
次は、歯ぎしりによってどういった悪影響が出てくるかを見ていきましょう。
■歯ぎしりの影響は?
1.歯にあたえる影響 。
歯ぎしりによって歯が摩耗したり、欠けたりする恐れがあります。 症状がひどくなると、しみるようになったり痛みを感じたりするようになることがあります。
2.歯肉にあたえる影響。
歯ぎしりすると、歯ぐきなどの歯周組織にも影響が及びます。歯肉炎を助長させたり、歯周病を加速させたりすることもあります。また、歯並びが悪くなってしまうこともあり、歯周組織にも大きな影響が及びます。
3.顎(あご)にあたえる影響。
歯ぎしりによって顎関節症(がくかんせつしょう)になる人が増えており、口が開けにくくなることもあります。 強い歯ぎしりでなくても、顎には大きな負担がかかるので注意が必要です。
4.全身にあたえる影響。
歯ぎしりは頭痛や肩こりの原因となり、さらには腕のしびれ、腰痛、倦怠感などを引き起こすことがあります。
次は、歯ぎしりの解決方法を紹介したいと思います。
■歯ぎしりの解決法は?
1.ナイトガード(マウスピース)。
睡眠時に用いるマウスピースで、装着して眠ることで上下の歯が直接当たらないようにすることができます。ナイトガードを付けて眠れば、もし歯ぎしりをしてしまったとしても歯の摩耗や欠損を防げます。
保険適用の治療方法となるので、経済的にも負担がかからず治療が可能です!
2.質の良い睡眠 。
寝る姿勢は横向き、うつ伏せなどで長時間同じ姿勢で寝ることはNG。枕は高くせず、寝返りが打ちやすい姿勢で眠るようにしましょう。
3.かみ合わせの調節。
かみ合わせは年齢や虫歯、歯周病の進行具合などによって変化することがあり、一定しているものではありません。なので、かみ合わせが変わって歯ぎしりが起こっていることもあります。
歯医者さんでかみ合わせを調整してもらうことで、治る場合もあります。
4.矯正治療。
マウスピース治療や、かみ合わせの調節では改善がみられず、かつ歯ぎしりの原因が嚙み合わせの悪さにあった場合は、矯正治療で治せる場合があります。
矯正治療で歯並びをしっかり整えれば、嚙み合わせの悪さが解消され、歯ぎしりが改善または解消されることがあります。
歯ぎしりについて、たくさんお話させていただきました。上記の内容が当てはまると思われた方や、これって歯ぎしりなのかな?と思われた方は、是非当院にて御相談下さい。
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