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【花粉症とお口のつながり】
今回は花粉症が原因の鼻づまりによる口呼吸によって起こる歯への影響についてお話しします。
■花粉症になると・・
まず花粉症によるお口の中の影響はこのような事がおきます。
鼻が詰まると口呼吸が増え、口の中の乾燥が進む
↓
唾液の自浄作用が低下し、細菌が繁殖しやすくなる
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慢性的なアレルギー性鼻炎による鼻呼吸の困難から口呼吸が常態化し、舌の位置が下がり、歯並びが悪化する可能性がある
以上のようにお口の中が乾燥して細菌が繁殖しやすい状態になり、むし歯や歯周病が悪化しやすくなります。
さらに、花粉症の薬の成分は唾液を抑える働きもあり、薬を飲むと口が乾くと感じた方もいるのではないでしょうか。
お口が乾くと、汚れを洗い流す「自浄作用」も弱くなってしまうので、お口の環境が悪化してむし歯や歯周病のリスクが高まります。
花粉症による鼻詰まりがひどい人は、虫歯や歯周病のリスクがあることを認識しておくことが大切になります。
■その対策は?
・対策としては歯磨きやうがいを行うことで、口の中を清潔に保つこと。
・鼻洗浄や鼻スプレーを使用して、鼻呼吸ができるようにすることが有効です。
・口の中を潤すために、適度な水分補給を行っていただくことも大切です。
花粉症で鼻詰まりがひどい人は、虫歯や歯周病のリスクがあることを認識しておくことが大切になります。
今回は、花粉症とお口のトラブルの関係と対策についてご紹介しました。花粉症の時期や、疲れている時は、自分がいつもより虫歯や歯周病などになりやすいことを自覚して、少し意識をして対策をしてみましょう!
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