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【レントゲンを撮影する理由をご説明いたします】
歯科を受診した際、どなたも必ずと言っていいほどレントゲンを撮る機会があると思います。
※画像は右下奥歯の部分のレントゲンです。
そこで、実際にレントゲンを用いて何を見ているのか、重要性を簡単にまとめてみました。
レントゲンによる目的は大きく「診断(病態の把握)」「確認」「経過観察」の3つに分けて考えることができます。
①「診断」
その病態がどのようなものであるか把握するために、問診や各種の検査で仮説を立て、レントゲン写真と他の情報とを照合した上で診断をします。
②「確認」
例として根の治療を行った際などの根の長さや内部の充填材の確認や、むし歯の進行具合の確認などがあげられます。
③「経過観察」
歯周病や根の病気の再発など慢性的な疾患で、長期的にみた時に回復あるいは悪化する可能性がある場合、経過観察としてレントゲン写真が必要となります。
レントゲンは目視では分からない内部の状態を読み取り多くの情報を得ることが出来ます。
むし歯や歯周病の程度、歯の長さや形態、根や根の先の状態、歯の割れ具合、根の分岐部病変、親知らずの有無や状態、乳歯と永久歯のはえ変わり、顎の関節や骨の形態などなど… 例えであげただけでもこれだけの情報量をもっています。
よりよい診断のためにもレントゲンはなくてはならないものと言えるでしょう。
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