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【子供向けの磨き方を続けていませんか?】
冷 気が一段と深まり冬の訪れを感じる今日このごろ、お障りなくお過ごしでしょうか。
今回は歯磨きのポイントとおすすめのケア用品を紹介していきたいと思います。
突然ですが、皆さんは子供の頃に学校で習った「子供向け」の磨き方を大人になってもそのまま続けていませんか? 何故この質問をしたかと言うと、子供と大人では磨いてアプローチしたい場所が少し違うんです!
子供の頃の歯はエナメル質がやわらかく虫歯になりやすいので“歯面”にアプローチする磨き方を指導されることがほとんどですが、大人になると+αで歯周病などの問題がプラスされてくる為“歯面と歯周ポケット”にアプローチする必要があります。
なぜなら大人になると、
①歯周病罹患率が8割りを超える
②唾液に長年きたえられたエナメル質が硬く丈夫になる
③歯周病の影響で歯茎が痩せると根元の象牙質がむき出しになり、むしろ虫歯になりやすくなる
④持病の薬の副作用で唾液による歯の修復作用が十分に働かない人が増える
などの理由が挙げられます。
また歯磨きは常に皆さま頑張って頂いていると思いますが、歯周ポケットへのアプローチ=原因となるプラークを落とす事がとても重要です。
力任せでゴシゴシ磨いてしまうと、少しずつ歯が削れてしまったり、歯ぐきが傷んで痩せてしまったりとトラブルの原因となりますのでご注意ください。
歯ブラシだけではどうしても落としきれない汚れが存在するのは事実です。
そこで歯間ブラシやフロス、タフトブラシなどの補助用具が活躍します!定期健診やクリーニングの時、担当の歯科衛生士からフロス使ってますか?と質問された事が皆さま1度はあるかと思います。
そこには歯周病を予防したいという思いが込められておりますので、是非一緒にご自身で実行できる予防を頑張っていきましょう!
また、虫歯へのアプローチとしては高濃度フッ素配合の歯磨き粉も有効ですし、知覚過敏には硝酸カリウムといった成分が含まれている歯磨き粉や研磨剤フリーのものが良いとされていますので、ぜひ使用してみてください。
文字では伝わりにくい所もございますので、具体的な磨き方・おすすめのケア用品については定期健診やクリーニング時に歯科衛生士に聞いて頂けると嬉しいです。
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