歯科豆知識
「ペル」って聞いたことありますか?
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【「ペル」って聞いたことありますか?】

「ペル」とは、歯の根の先でおこる炎症の略称を指します(=根尖性歯周炎)。
※画像の矢印は右下奥歯の根の先にできた膿の袋(ペル、根尖性歯周炎)
歯の中には神経があります。むし歯や外傷等でこの神経がダメージを受けると、神経が死んでしまい細菌が増え→根の先まで進み、根の先の組織が炎症をおこすことがあります。
この病気の正式名称を根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)といい、英訳すると「apical periodontitis」となります。
その一部分をとって「per」=「ペル」と略して呼んでいます。
■その原因ですが・・
・深いむし歯
・外傷
・不十分な根っこの治療
・歯の亀裂、破折
・神経をとった歯の再感染
・歯周病(歯周病が進行すると、根の先まで細菌が到達することがあります。その結果、根の先に炎症がおこります)
などいろいろあります。
■またこんな症状がでます
・噛むと痛い
・浮いた感じがする
・歯ぐきが腫れる(疲れた時に繰り返しやすい)
■治療法は?
治療法の基本は根の治療(根管治療、こんかんちりょう)で感染した部分を取り除き、消毒をしてお薬をつめます。
また、歯周病からのペルの場合は、歯周病の治療、かみ合わせの調整等が追加されます。
レントゲン上で根の先に黒い影があるが、お痛みなどはない場合は様子をみることが治療になることもあります。
状態によっては、抜歯が必要になることもあり、積極的に治療をおこなうか or 様子をみるかは Dr. の判断で変わってきます。
■放っておくと
・腫れや強い痛みがでる
・歯を支える骨が溶ける
・繰り返し膿がたまる
など症状が徐々に強くなることがあります。
多くは早めの治療が有効なことがありますので、 「昔治療した歯が気になる」 「噛むと違和感がある」 など気になる歯があれば、症状が軽いうちにご相談くださいね。
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歯科衛生士が解説!歯を健康に保つ6つのコツ
#0128
【歯科衛生士が解説!歯を健康に保つ6つのコツ】

お口の健康は、全身の健康と直結しています。
歯や歯茎を長く健康に保つためには、毎日の食事選びも重要です。今回は、歯科食事指導に基づき患者さんが実践しやすいポイントをわかりやすく解説します。
虫歯や歯周病を予防し、輝く笑顔をキープするための食事のコツを、ぜひ参考にしてください!
1.糖分を取りすぎない
糖分のコントロールで虫歯を予防 虫歯の最大の原因は、糖分が口腔内の細菌と反応して酸を作り、歯を溶かすことです。研究では、糖分の摂取頻度が虫歯リスクに大きく影響するとされています。
甘いお菓子やジュース、清涼飲料水を頻繁に摂ると、口腔内が酸性に傾き、歯のエナメル質が弱ってしまいます。 以下実践ポイントです。
①間食を減らす : 1日3回の食事に集中し、ダラダラ食べを避けましょう。間食が必要なら、1回まで。糖分の少ないナッツやチーズを選ぶのがおすすめ。
②飲み物に注意 : スポーツドリンクやフルーツジュースも糖分が多い場合があります。無糖のお茶や水をメインにしましょう。
③食後のケア : 甘いものを食べた後は、すぐに水で歯磨きをするか、水ですすいだり、キシリトールガムを噛んで唾液の分泌を促しましょう。唾液は酸を中和し、歯を修復する働きがあります。
2.取りたい栄養素
歯と歯茎を強くする栄養素 歯や歯茎の健康には、特定の栄養素が欠かせません。以下は、積極的に摂りたい栄養素とその食品例です。
①カルシウム : 歯のエナメル質や歯茎を支える骨を強化。乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)、小魚(ししゃも、煮干し)、豆腐、ブロッコリーが良い選択肢です。
②ビタミンD : カルシウムの吸収を助ける。サケやサバなどの魚、卵黄、キノコ類に多く含まれます。日光浴もビタミンDの生成を促します。
③ビタミンC : 歯茎の健康を保ち、歯周病を予防。パプリカ、キウイ、キャベツを積極的に摂りましょう。
④リン : カルシウムと結合して歯を強くする。肉、魚、卵、ナッツ類に豊富です。
実践ポイント: 毎日の食事に、カルシウムやビタミン豊富な食材をバランスよく取り入れましょう。たとえば、朝食にヨーグルトとフルーツ、昼食に魚と野菜の定食、夕食に豆腐料理などを組み合わせると効果的です。
3.避けたい食べ物
避けたい食べ物と習慣 特定の食べ物や習慣は、歯にダメージを与えるリスクがあります。以下のポイントに気をつけましょう。
①粘着性の高い食品 : キャラメル、グミ、干し柿などは歯にくっつきやすく、細菌のエサになりやすいです。食べる場合は少量にし、すぐに歯磨きを。
②硬すぎる食べ物 : 氷や硬いナッツをガリガリ噛むと、歯にひびが入ったり欠けたりするリスクがあります。ナッツは砕いて食べるか、柔らかめのものを選びましょう。
③酸性の食品・飲料 : レモンや炭酸飲料は歯のエナメル質を溶かしやすいです。飲むときはストローを使い、口をすすぐ習慣を。
4.食事と間食の回数
食事のタイミングと口腔環境 食事の回数やタイミングも、口腔内の健康に影響します。頻繁な間食は唾液の自浄作用を妨げ、虫歯や歯周病のリスクを高めます。
最新の研究では、1日3~4回の食事が口腔内のpHバランスを保つために理想的とされています。
実践ポイント: 食事は規則正しい時間に。夜遅くの食事は唾液分泌が減るため、特に避けましょう。 食後30分以内に歯磨きを。ただし、酸性の強い飲食物を摂った直後はエナメル質が弱っているので、まずは水ですすいでから磨くのがベスト。
5.唾液の活用
唾液は「天然の歯の保護剤」とも呼ばれ、口腔内の細菌を洗い流し、酸を中和する役割があります。唾液の分泌を促すためには、以下が効果的です。
よく噛む:食物をしっかり噛むことで唾液分泌が促されます。野菜やリンゴ、ニンジンなど、噛みごたえのある食品を取り入れましょう。
6.毎日のお手入れ
日常のケアで仕上げる 食事指導だけでなく、毎日のケアが重要です。以下の習慣を続けることで、食事の効果を最大限に引き出せます。
①歯磨き : 1日2回、2分以上の丁寧なブラッシングを。フッ素入りの歯磨き粉を使うと、歯の再石灰化が促進されます。
②フロスや歯間ブラシ : 歯ブラシでは届かない歯間の汚れを取り除き、歯周病を予防。
③定期検診 : 3~6ヶ月に1回の歯科検診で、早期発見・早期治療を心がけましょう。
健康な歯と歯茎は、毎日の食事とケアから生まれます。糖分を控え、栄養バランスの良い食事を心がけ、適切なタイミングで口腔ケアを行うことで、虫歯や歯周病を予防できます。
毎日の小さな積み重ねが、長期的なお口の健康につながります。ぜひ今日から実践してみてください!
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甘いものを食べても虫歯にならない?
#0127
【甘いものを食べても虫歯にならない?】

甘いものを食べると虫歯になりやすい――これは多くの人が知っていますが、なぜそうなるのでしょうか?
虫歯は、口の中の細菌(ミュータンス菌など)が糖分をエサにして酸を作り、その酸が歯の表面(エナメル質)を溶かすことで起こります。
特に、チョコレートやキャンディー、ジュースなどの砂糖を多く含む食品を頻繁に摂ると、口の中が酸性の状態になる時間が長くなり、虫歯のリスクが高まります。
では、甘いものは絶対に食べてはいけないのでしょうか?
実は以下のポイントを押さえればある程度はOKです。
ポイント① 砂糖の量と口にする回数に気を付ける
大切なのは「甘いものを食べる量」と「食べる回数(≒口に入れている時間)」です。
間食の回数が多いと、唾液による中和が追いつかず、歯が再石灰化する時間がなくなってしまいます。
食べるときは時間を決めて、だらだら食べ続けないことがポイントです。
1日食事の回数(間食、砂糖入り飲料含む)が4回までだったら虫歯のリスクが上がらないと言われています。
また、食後や甘いものを食べた後には、早めに歯みがきをするか、水やお茶で口をすすぐだけでも効果があります。
甘いものを我慢しすぎる必要はありません。間食で摂取していい砂糖の目安の量は1日25gとされています。
ポイント② 含まれている砂糖の量を知る
間食で甘いものを摂る場合は、1回スティックシュガー3本分(1本あたり約8g)を意識しましょう。
例えばスティックシュガー3本(砂糖24g)のおやつだと
おまんじゅう1つ、
ハーゲンダッツ1つ、
チョコレート75g となります。
上手に楽しみながら、食べ方やケアを意識して虫歯を防ぎましょう。
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当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。
























