#0074
【「ブラキシズム(歯ぎしり)」って聞いたことはありますか?】
ブラキシズムは歯、歯肉、歯槽骨(歯を支える骨)とさまざまな影響や弊害を及ぼします。
歯や周囲の骨が受け止める強い力は強い人では70㎏を超えるとても大きな力です。
ブラキシズムの場合その大きな力が持続的に加わるため、硬いものを食べる時のように一瞬だけ強い力がかかる場合よりもずっと大きな影響がでるのです。
■ブラキシズムによっておこる変化
・歯がすり減る
・歯がしみる(知覚過敏)
・冠や詰め物が外れる
・歯が割れる
・歯周病の病状悪化
・顎関節症
・口の周りの筋肉の痛み
・あごのずれ、顔面の変形
・頭痛、肩こり など
ブラキシズムがなぜ起こるのか、そのメカニズムについてははっきりと解明されていませんが以下の影響があります。
■ブラキシズムの誘発因子
・局所的因子(口の中の原因)・・・咬み合わせの異常
・全身的因子(精神的因子)・・・日常生活でのストレスなどが推測されていますが、必ずしも起こるわけではありませんしその検査も困難です。
歯をぎしりや噛みしめによる影響がでていてもそれに気づかずにいるとせっかく行った治療の 経過も大きく左右されてしまいます。
■ブラキシズムを調べる方法
寝ている時に起きるものなので、ご自身では分からないことが多く、ご家族の方から指摘されることで気づくことが多く、正確に調べるには 筋電計を就寝時に付けて、咬みしめの回数、持続時間などをモニタリングする必要があります。
ブラキシズムの破壊的な力から歯や周囲の組織を守るためにも早く発見して手を打ちましょう。
© 大手町の歯科 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1-5-1大手町ファーストスクエアWEST1F