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【新型コロナウイルス対策(換気について)】
※動画は当院の換気のモニタリングの様子
まだ、新型コロナウイルス対策は油断出来ない状態ですが、その中でも今回は「換気」についてお話しようと思います。
新型コロナウイルスは飛沫(しぶき)を介して感染することがわかっており、別名「エアロゾル」という浮遊している微細な粒子の中に新型コロナウイルスが存在し、その内部で3時間ほど生息可能とされています。
その飛沫やエアロゾルの対策として新鮮な空気に入れ替え(換気)をしてエアゾルの濃度を薄める訳ですが、飛沫やエアロゾルは目で見えないためどの程度外気と入れ替わったかなかなかわかりません。
そのため、当院ではCO2(二酸化炭素)センサーを使用し、クリニック内の換気の状態を常時モニタリングするようにしております。
無人の状態で400~450ppmですが、人が入ってくると500~800ppmに上がってくるため密閉、密集、の状態が目で確認できるようになります。
環境衛生管理基準では1,000ppm以下を目標値とされており、数値が高いと「換気の悪い空間」と言えます。
さらに、当院の場合、HEPAフィルター搭載の空気清浄機8台、ジアイーノ1台、HEPAフィルター設置のオペ室、など見えない「空気」の衛生状態にも配慮しております。
CO2センサーも機種によって感度の差があるため誤差を考慮して2台設置しております。
換気することはもちろんのことですが、「しっかり入れ替えできているか?」の確認もしております。
【参考】 - 空気の成分の内訳 -
窒素(N2) 78%
酸素(O2) 21%
二酸化炭素(CO2) 0.04%(400ppm)
◆当院の新型コロナウイルス対策についての全般はこちらからご覧いただけます。
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