歯科豆知識
歯ぎしりのお話
#0114
【歯ぎしりのお話】
9月もそろそろ終わりですね。まだまだ暑い日が続いておりますので、皆様体調には気をつけて下さいね。
本日は、歯ぎしりについてお話したいと思います。
現在、10人に1人程度の人が睡眠中の歯ぎしりに悩まされているといわれています。
歯ぎしりがどのようなメカニズムで発生するのかは、現在まで正確なことはわかっていません。 しかし、いくつかの考えられる原因はあります。 歯ぎしりを引き起こすと考えられている主な3つの原因について見ていきましょう。
■歯ぎしりの原因とは?
1.ストレスからくる歯ぎしり。
睡眠中に無意識に歯ぎしりや、食いしばりをしたりすることでストレスを解消していると考えられています。
2.噛み合わせや、身体的バランスによる歯ぎしり 。
上下の歯の噛み合わせが悪いと歯ぎしりが起こりやすくなります。
3.生活習慣による歯ぎしり 。
さまざまな習慣も、歯ぎしりの原因となり得ます。 日中の習慣が睡眠中にも現れ、歯ぎしりしてしまうのです。さらに飲酒や喫煙も歯ぎしりを引き起こす原因の可能性があります。
次は、歯ぎしりによってどういった悪影響が出てくるかを見ていきましょう。
■歯ぎしりの影響は?
1.歯にあたえる影響 。
歯ぎしりによって歯が摩耗したり、欠けたりする恐れがあります。 症状がひどくなると、しみるようになったり痛みを感じたりするようになることがあります。
2.歯肉にあたえる影響。
歯ぎしりすると、歯ぐきなどの歯周組織にも影響が及びます。歯肉炎を助長させたり、歯周病を加速させたりすることもあります。また、歯並びが悪くなってしまうこともあり、歯周組織にも大きな影響が及びます。
3.顎(あご)にあたえる影響。
歯ぎしりによって顎関節症(がくかんせつしょう)になる人が増えており、口が開けにくくなることもあります。 強い歯ぎしりでなくても、顎には大きな負担がかかるので注意が必要です。
4.全身にあたえる影響。
歯ぎしりは頭痛や肩こりの原因となり、さらには腕のしびれ、腰痛、倦怠感などを引き起こすことがあります。
次は、歯ぎしりの解決方法を紹介したいと思います。
■歯ぎしりの解決法は?
1.ナイトガード(マウスピース)。
睡眠時に用いるマウスピースで、装着して眠ることで上下の歯が直接当たらないようにすることができます。ナイトガードを付けて眠れば、もし歯ぎしりをしてしまったとしても歯の摩耗や欠損を防げます。
保険適用の治療方法となるので、経済的にも負担がかからず治療が可能です!
2.質の良い睡眠 。
寝る姿勢は横向き、うつ伏せなどで長時間同じ姿勢で寝ることはNG。枕は高くせず、寝返りが打ちやすい姿勢で眠るようにしましょう。
3.かみ合わせの調節。
かみ合わせは年齢や虫歯、歯周病の進行具合などによって変化することがあり、一定しているものではありません。なので、かみ合わせが変わって歯ぎしりが起こっていることもあります。
歯医者さんでかみ合わせを調整してもらうことで、治る場合もあります。
4.矯正治療。
マウスピース治療や、かみ合わせの調節では改善がみられず、かつ歯ぎしりの原因が嚙み合わせの悪さにあった場合は、矯正治療で治せる場合があります。
矯正治療で歯並びをしっかり整えれば、嚙み合わせの悪さが解消され、歯ぎしりが改善または解消されることがあります。
歯ぎしりについて、たくさんお話させていただきました。上記の内容が当てはまると思われた方や、これって歯ぎしりなのかな?と思われた方は、是非当院にて御相談下さい。
© 大手町の歯科 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1丁目5-1大手町ファーストスクエアWEST1階
液体ハミガキについて
#0111
【液体ハミガキについて】
今回は、液体の歯みがき剤と洗口液について紹介します。
液体歯みがきと洗口液のそれぞれの特徴を知って、毎日のケアに上手に取り入れましょう。ドラッグストアでよく液体歯みがきと洗口剤が一緒に置いてあるのを見たことはないでしょうか?
■液体歯みがき剤
まず、液体歯みがきはその名の通り、液体タイプ(研磨剤なし)の「歯磨き剤」です。
口の中を爽快にしたり口臭を防いだり、炎症を防いで歯周病を予防したりなどさまざまな効能効果があります。基本的にはハブラシを使ったブラッシングと一緒に使用します。
メリットは、ペースト(研磨剤あり)状の歯みがき剤に比べて、口の隅々にまで成分が行き渡ること。そのため歯ぐきのケアなどにもとても有効なアイテムです。 さらに研磨剤が入っていないため、よりやさしく歯や歯ぐきをケアすることが出来ます。
■洗口液
液体はみがきが歯みがき剤の代わりとしてブラッシングと一緒に使うのに対して、洗口液は口を爽快にしたり口臭を防いだりなど、歯みがきの補助的なツールとして手軽に使えるアイテムです。
歯みがきの仕上げとして使うことが望ましいですが、どうしてもブラッシングをする時間がないときは、洗口液を使うだけでも多少は汚れを落とすことができます。時間がないときや口臭が気になるときに使いましょう。
洗口剤は防災時のオーラルケアにも役立ちます。 災害時、水が不足すると飲料水が優先され、貴重な水を歯みがきに使うことがためらわれます。
水ですすぐことがないため、災害時でもお口の健康を守ることが出来ます。 ぜひ、むし歯や歯周病の予防としてさらに防災のために取り入れてみてはいかがでしょうか。
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歯ぐきの骨の膨らみ(骨隆起)とは?
#0110
【歯ぐきの骨の膨らみ(骨隆起)とは?】
お口の中にコブのような固いものができ、心配になったことはありませんか?
それは、骨隆起(こつりゅうき)かもしれません。
骨隆起とは、歯茎にできるボコッとしたでっぱりです。痛みはないですが、骨で出来たかたまりの為触ると硬いです。
骨で引っ張られてでっぱり、歯茎も薄くなっているので傷などができやすいです。食事や会話の際に支障をきたす事もあるでしょう。
■できる原因は?
骨隆起ができる原因は、噛み締めた時の強い力が顎の骨に負担をかけ、その刺激で骨が肥大し、盛り上がってしまいます。 歯ぎしりや食いしばりがある方は骨隆起ができやすいといわれています。
■骨隆起が出来やすい場所は?
①下顎隆起 下の歯の内側、基本的に左右対称 主に小臼歯(前から4、5番目の歯)にできる為、骨隆起が大きくなると舌が上に持ちあがり喋りずらくなる事もあります。
②口蓋隆起 上顎の真ん中から喉の方に向かってできます 口蓋隆起も大きくなると発音障害や食事がしにくくなる事があります。
■治療について
治療について 骨隆起は腫瘍や癌などではなく、害のあるものではない為、基本的に治療は必要ありません。 そのままにしておいても問題はありません。 ですが、骨隆起がある事で 話しにくい、硬いものが当たって痛い、入れ歯が入れられない など問題も起きてきますので、そのような際には治療をおすすめします。
原因の歯ぎしり、食いしばりは歯への負担もかなり大きいです。ご自身の歯を守るためにも、骨隆起にお悩みの方もマウスピースやナイトガードを装着する事をおすすめしております。
当院でもお作りできますのでご相談ください。
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当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。