歯科豆知識
フッ素は本当に危険なのか?
#0117
【フッ素は本当に危険なのか?】
皆様こんにちは。 最近、ようやく寒くなってきましたね。 丸の内仲通りのイルミネーションも始まりました! 今回はフッ素の危険性についてです。
たまに患者様からフッ素は危険なのか、身体に悪いのではないかと聞かれることがあります。
そもそもフッ素とは元素番号9番の元素です。自然界ではイオン化して別のものと結合していることが多く、その場合は「フッ化物」といいます。このため、最近では「フッ素塗布」というよりも「フッ化物塗布」「フッ化物応用」などと呼ばれることが多くなっています 。
フッ化物は、実は私たちが日常的に口にする食品にも広く含まれており、魚介類、海藻類、海水塩などにも比較的多く含まれ、肉類や野菜、果実などほとんどの食品に微量ながらも含まれているのです。
体への影響についてですが、 フッ素には、確かに健康被害を生じさせるリスクがあります。フッ素を過剰に摂取すると、急性中毒を引き起こすことがあるからです。
それはあくまでフッ化物を“摂取”した場合に限ります。
フッ素入り歯磨き粉の使用やフッ素塗布は、歯にフッ素を作用させるだけであり、身体の中に摂りこむ処置ではありません。
そのため、高濃度のフッ素を作用させたとしても、健康被害が生じることはまずないのです。
ただし、取り扱いを誤ると人体に悪影響を及ぼすこともあるので、歯科医師や歯科衛生士といった専門家が施術する必要があります。
このように、プロフェッショナルが行うフッ素塗布は人体に影響はありません。万全を期した状態で施術するため、ご安心ください。
© 大手町の歯科 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1丁目5-1大手町ファーストスクエアWEST1階
キシリトールの効果について
#0116
【キシリトールの効果について】
朝晩が肌寒くなってきましたが、日中はまだまだ暑い日が続いています。体調が崩れやすくなりますのでお気をつけ下さい。
今日はキシリトールの効果についてお話します。
むし歯にならないためには大事なことがいくつかあります。
①まず、ていねいに歯磨きをする。
②次に、規則正しく食事をとり間食は時間を決めて食べる。
③さらに、定期的な歯のメインテナンスによってむし歯の早期発見、予防すること。
そして、今回のキシリトールも取り入れるとむし歯の予防につながると言われています。
キシリトールがむし歯予防に有効だということを聞いた事がある方も多いと思います。
■キシリトールの効果
キシリトールは白樺や樫などの樹木から採取した成分を原料とした天然の甘味料です。その甘さにより唾液の分泌を促し、口腔内のミュータンス菌を減少させます。
またフッ素と併用することにより歯の再石灰化を促進させます。 キシリトールを含んでいる野菜やくだものを取り入れたバランスの良い食事も大切です。
キシリトールを含んだガムやタブレットもあります。しかし、含有量の表記が大切です。
■糖分が入ってなく50%以上配合されているものがおすすめ
キシリトールが50%以上含まれているか、また他に砂糖などの甘味料が含まれていないか確認が必要になります。
ガムが噛めない場合はタブレットでもよいです。
よく噛むことにより脳の血流が良くなり集中力も増すと言われています。
むし歯予防効果を十分に発揮させるために、毎日のセルフケアに上手に取り入れることが大切です。食べ過ぎには注意が必要になりますのでお気をつけください。
一緒に歯の健康を保つために頑張っていきましょう。
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虫歯の原因のお話
#0115
【虫歯の原因のお話】
突然ですが、虫歯の治療を経験された事はございますか?
虫歯が大きくなると冷たいもの熱いものがしみたり、痛みを感じる事があります。そんな思いをしないため、また再度治療にならない為、原因を知っておきましょう!
■虫歯の3つの原因
虫歯の原因には
①細菌
②糖質
③歯の質 があります。
この3つが重なり、時間が経過する事で虫歯が発生してしまいます。 今回は②糖質についてお話ししようと思います。
■糖質(食生活の見直し)
歯磨きはしてるつもりなのに、虫歯になってしまって悩んだ事がある方も中にはいるかもしれません。
そんな時は、食生活を見直してみると改善する事があります。
何かを食べたり、飲んだりする事で口腔内が酸性になり、歯は溶け出します。食べ物や飲み物に含まれる糖質(特に砂糖)が虫歯菌が酸を作る時の餌になってしまいます。この歯が溶け出す現象を脱灰といいます。
歯の表面はエナメル質という白く硬い組織に覆われていますが、そのエナメル質の成分であるカルシウム、リン酸が溶け出してしまうのです。 間食が多い方、甘いものが好きな方は歯が酸にさらされる時間が長く、脱灰してしまう為、注意が必要です。
また、健康に良いと思って摂取していた飲み物、食べ物が実は歯を溶かしやすいものだったという事があります。
■例をあげると
例であげると、柑橘系、酢、梅などがあります。
コンビニ等で購入する野菜ジュースなども飲みやすくするために糖質が多くなっている事があるので注意が必要です。
■対策方法
間食、甘いものを食べた後には水分をとるなどをしてできるだけ酸にさらされている時間を減らし、規則正しく楽しむようにすると良いでしょう。
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当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。