#0129
【体験談:歯根破折とは?気づきにくいトラブルとその予防について】

みなさんは「歯根破折(しこんはせつ)」という言葉をご存じでしょうか?
歯根破折とは、歯ぐきの中にある“歯の根”にヒビが入ったり割れてしまうことをいいます。
むし歯とは違い、見えにくい場所で起きるため気づきにくく、そして一度折れてしまうと元に戻せないことが多い、とてもこわい症状です。 実は私自身、少し前に「もしかして割れたかも?」という痛みがあり、当院で診てもらいました。
まだ歯根破折かどうかは判断が難しく、しばらく様子を見ることになっているのですが、その際に「もし根が折れていたら元通りには修復できない」と聞き、とても衝撃を受けました。
固い物を噛むときの力は自分が思っている以上に強く、無意識の食いしばりや歯ぎしりでも大きな負担がかかることを初めて知り、正直かなり怖かったです。 そこから私は、ナイトガード(夜寝る時につけるマウスピース)を作って使い始めました。
ナイトガードは、眠っている間の食いしばりや歯ぎしりの力から歯を守ってくれる装置です。つけるだけで歯にかかる負担が大きく減るので、歯根破折の予防にとても役立ちます。
日中もできるだけ食いしばらないよう意識したり、おせんべいや氷など硬すぎるものを噛むのも控えるようにしています。 「もっと早く気をつけていればよかったな…」と強く感じた体験でした。
歯根破折は強い痛みが出たり、噛むと違和感があったり、歯ぐきにできもののような腫れが出ることもあります。なんとなく変だなという小さなサインを放置してしまうと、気づいたときには抜歯が必要になるケースもあります。
歯を守る一番のポイントは、早めの受診と日頃の予防です。 「噛むと痛い」「ずっと違和感がある」など気になる症状があれば、どうぞ早めにご相談ください。
私自身も今回の経験を通して、歯の大切さをあらためて実感しています。みなさんの歯が少しでも長く健康でいられるよう、私たちもサポートしていきますね。
© 大手町の歯科 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1丁目5-1大手町ファーストスクエアWEST1階

























