歯科豆知識
歯肉炎と歯周病の違い
#0036
【歯肉炎と歯周病の違い】
今日は歯肉炎についてお話しします。
初期段階の歯周病を「歯肉炎」と呼びます。
かんたんにいいますと、歯周病の中の種類の名前のひとつです。
初期段階の歯周病では歯肉だけが炎症を起こして赤く腫れ、歯と歯の間の歯肉が丸みを帯び膨らんでいます。
またブラッシングで出血することがあります。 この状態を「歯肉炎」といいます。
この時点では、お口の中の違和感は少ないため、自分が歯周病だと気付く人は少ないと思います。
厄介なことに「歯肉炎」を放置してしまうと「歯周炎」に進んでしまい、歯茎の骨が痩せてしまうので、仮に痛みなどの自覚症状が無くても治療しなけらばならない理由がここにあります。
早めの治療がお体にも負担が少ないので合理的です。
ーまとめー
・「歯肉炎」は「歯周病」の内の病気の名前のひとつである。
・「歯肉炎」=歯肉の部分のみの腫れ 「歯周炎」=歯肉炎+歯茎の骨も痩せる
・「歯肉炎」が進むと「歯周炎」と呼ばれる。
・「歯肉炎」のうちに治療が可能であれば「歯周炎」に進まない。
©大手町の歯医者、歯科 | 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1-5-1大手町ファーストスクエアWEST1F
歯周病が全身に及ぼす影響
#0035
【歯周病が全身に及ぼす影響】
先日、医院のスタッフ5名で研修に参加しました。テーマは、歯周病と全身疾患の関係です。
皆さまは、歯周病が全身に影響を及ぼす事はご存知でしょうか?
実はお口の中だけではなく、歯周病菌が血の巡りによって全身へ運ばれます。
そして、糖尿病を悪化させたり、心疾患や脳血管障害、低体重や早産のリスクが上がります。
特に糖尿病とは関連が強く、相互の関係があります。
例えば、歯周病が重度の方は糖尿病も悪化しやすく、また、糖尿病が重度の方は歯周病が悪化しやすいと言われております。
ですが、お口の中を綺麗にして歯周病治療をし、メンテナンスを続けると糖尿病の数値が改善したという報告もあります。
是非皆さんも、お口の中を綺麗にして、全身の健康を目指しましょう!
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フッ素入り歯磨き粉の使い方
#0033
【フッ素入り歯磨き粉の使い方】
今日は「フッ素入り歯磨き粉の使い方」についてお話しいたします。
歯磨き粉を使用しなくてもでプラーク(歯垢)をきちんと取り除くことが「基本中のキホン」ですが
もし、フッ素入りの歯磨き粉を使いたい場合の使用法になります。
*以下虫歯予防の場合(歯周病ではなく)。
①使用頻度: 2~4回/1日 通常朝食後、就寝前
②使用時間: 上の歯で1分、下の歯で1分の計2分
③歯磨き粉の量:2センチ(歯ブラシの長さ)
④ぶくぶくうがい: 5~30秒間、10mlの水(お猪口1杯分)を含んで行う
*薄まりすぎると効果がでません。
⑤追加のうがいとブラッシングはせず、飲食も少なくとも2時間はしない
*浸透するまで時間がかかります。
*フロスと歯間ブラシは④の前に行って下さい。
フッ素を利用した虫歯予防法は非常に有効ですが
歯ブラシの正しい角度付け、動かし方でプラーク(歯垢)を除去することが最重要になりますので、
歯ブラシの磨き方についても併せて歯科衛生士にご相談下さい。
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当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。