歯科豆知識
治したところもまた虫歯になります
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【治したところもまた虫歯になります】
こんにちは
だんだんと暑さが増してきましたが、急に涼しくなったり体調を崩しやすい天気が続いてますね。
最近診療をしていて気付いたのですが、稀に患者さんが少し間違った知識を持っていらっしゃることがあります。
ご自分の歯を守っていただくためにもぜひとも知っていただきたいことがあるのでお伝えしようと思います。
それは
『虫歯の治療をした歯はもう虫歯にならない』という点です。
実際は虫歯の治療をしてもまた虫歯になりえます。
詰め物や被せ物をしても虫歯菌を抑えることができなければ周りからどんどん虫歯になってしまうのです。
そしてなにより困るのが神経のない歯(根の治療、神経を取ってしまっている歯)です。
神経がないために虫歯になってしまっても痛みもなく気が付かないのです。
そのため歯が割れたり折れたりして気付くことが多く、抜歯となることもあります。
神経の治療や虫歯の治療をした歯だとしても安心せず、しっかりと定期的にメインテナンスに通うことが重要です。
ぜひ歯医者さんに聞いてみてください。
歯のお手入れに必要な補助用具
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【歯のお手入れに必要な補助用具について】
皆さんは、歯ブラシの他に清掃用具は使用していますか?
歯の表面に付着したプラークは歯ブラシで落とすことができますが、歯と歯の隙間についたプラークは歯ブラシだけでは充分に落とすことができません。
そこで必要になるのが補助用具です。
補助用具にはデンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシ、スーパーフロス(ブリッジの方向き)といったいくつかの種類があります。
通常の歯ブラシに加え上記いずれかの補助用具を併用することにより、プラークの除去率(58%→86%)は格段に上がります。
ちなみにお手入れの合格ラインは80%以上の除去率です…。
どれも歯と歯の間のプラークを落とす目的で使われるものですが、使用法は微妙に異なります。
また患者さんによって歯と歯の隙間の大きさの違いもあるので、ご自身にあったタイプの補助用具を選択し使用して頂けたらと思います。
ただし、「張り切ってお手入れしすぎて歯ぐきを痛めたり」、「やりすぎて歯がしみてきたり(知覚過敏症)」する場合があるので注意が必要です。
プラークコントロールの重要性
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【プラークコントロールの重要性】
明けましておめでとうございます。 新年を迎え、例年になく温暖な日々が続いておりますね。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
今日はプラークコントロールについてお話します。
プラークコントロールとは、「歯に着いたプラーク(歯垢)の量を減らす事」を言います。
プラークコントロールは、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどのその他補助的清掃用具が必要になります。
ただ”歯を磨く”のではなく”プラークの量を減らす”事が目的です。
そして虫歯や歯周病の原因は主にプラークですので、プラークコントロールを行う事によって虫歯、歯周病を予防する事ができます。
また予防はもちろんですが、治療後もプラークコントロールを継続していく事が大切になります。
虫歯治療では天然の歯で修復しているのではなく、人工の異物で補っています。ですので長年使っていれば必ずギャップは生まれてきます。
そこから虫歯菌が入り込み、内側でまた虫歯になる事を2次カリエス(治療したのに再び虫歯になること)といいます。
それなので治療したら終わりではなく、”天然の歯よりも虫歯になるリスクが上がった”と捉え、 再発しないよう念入りにケアしていきましょう。
また歯周病治療でも歯石除去を行いますが、一番の治療法は患者さん自身がプラークコントロールを行う事です。
日々のプラークコントロールが出来ていないと歯周病治療の効果も半減してしまいます。
さらに、プラークコントロールは虫歯・歯周病だけでなく口臭予防にも繋がります。
皆さんも日々の予防を心がけいつまでも健康な歯を目指しましょう!
当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。