歯科豆知識
歯は割れることがあります
#0031
【歯は割れることがあります】
今回は、歯のトラブルのひとつ、ひびについてお伝えします 。
細かいひびや亀裂は、歳を重ねるにつれて誰にでも起こるものです。
小さければ特に害はありませんが、進行するとさまざまな問題が発生し、場合によっては歯を失うことにもつながってしまいます。
歯のひびと言っても、ひびができる場所と深さによってさまざまな状況があります。 一番多いのは、歯の表面にあたるエナメル質にできる浅いひびで、前歯にも奥歯にも起こりますが、特に自覚症状もありませんし、放置しておいても特に大きな問題にはなりません。
問題になるのは、 このひびが大きくなってエナメル質の下の象牙質に達したり、ひびが歯の根に発生したりするような場合です。
ひびが大きくなると、歯や歯茎に痛みや腫れを感じたり、噛むと痛い、歯茎から血が出る、歯がぐらぐらするなどの症状が出たりすることがあり、ひびから歯の内部に細菌が侵入するリスクも高まり、最悪の場合抜歯せざるをえない場合もあります。
歯にひびが入ったり、 ひびが進行したりしてしまう原因としては、次のようなものが挙げられます
①歯への衝撃
転んで歯を強く打った場合や交通事故に遭うなどして歯に強い衝撃が加わった結果、歯にひびが入ってしまうことがあります。衝撃の大きさ次第では、そのまま歯が折れてしまうこともあります。
②歯ぎしり、食いしばり
就寝中など、無意識のうちに行ってしまう「歯ぎしり」や「食いしばり」も歯のひびの原因になります。この癖があると、常に歯へ力がかかっている状態が続くことになりその結果、歯にひびが入ったり、元々小さかったひびを広げてしまったりします
③噛み合わせ
上下の歯が均等に噛み合っていないと、一本の歯に力が集中してしまうことがあり、その歯はひびが入りやすいです
④根管治療をした歯
一度神経を取った歯は、いわば枯れ木のような状態。神経のある歯に比べてもろいので、硬い物を噛んだり、小さな衝撃を受けたりしただけで、ひびや割れにつながることがあります
歯にできたひびは、自然治癒することはありません。
自覚症状もないような浅いひびなら治療の必要はありませんが、痛みや腫れの症状がある中でひびを見つけた場合や、歯ぎしり食いしばりの癖があるような場合は、歯科医院で口腔内の状態をチェックしておくのがおすすめです。
©大手町の歯医者、歯科 | 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1-5-1大手町ファーストスクエアWEST1F
歯ぎしり対策
#0026
【歯ぎしり対策】
いつの間にか、季節はすっかり秋模様になってきました。
さて、無意識で行ってしまう歯ぎしり・食いしばり。このことを「ブラキシズム」と言います。
大人が歯ぎしり、食いしばりをするのは、噛み合わせやストレスがきっかけとした
脳の働きによるものと言われています(無意識にストレスを歯ぎしりによって発散している)。
「カチカチ」と音を鳴らしたり、「ギリギリ」と歯をすり合わせ音を出しますが、
ブラキシズムのリスクは肩こりや偏頭痛だけでなく、
歯がすり減る、歯茎が下がる、知覚過敏を起こす、歯にヒビ、割れることもあります。
歯というのはすり減ってしまったり、ヒビが入ってしまったりすると元に戻すことは出来ません。
(歯周病で歯茎が下がってしまうのも同様ですが)
そのために当医院では「ナイトガード」と呼ばれるマウスピースを睡眠中に装着して
症状を緩和する方法を患者様に提案しております。
ナイトガードは歯や顎にかかる負担を減らしますだけでなく、
寝る前に口の中に入れるだけという手軽さで、簡単に使用できるので長く続けることができます。
患者様専用のマウスピースをお作りし、メンテナンス時には超音波で洗浄、
マウスピースの調整なども行っておりますので、気軽にお尋ね下さい。
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定期検診の重要性
#0020
【定期検診の重要性】
こんにちは。暖かくなり過ごしやすい天気が続いていますね。ところで、皆さんは定期的に歯医者さんに通っていますか?実は定期検診は歯を残す為にとても重要です。
歯科では以前から8020運動というものがあります。
この"8020"という数字は80歳の時に歯を20本残そうという意味を表します(食事が不自由なく食べれるため)。
親知らずを含めなければ28本あるのが一般的です。
しかし、日本では80歳の時に平均して12本しか残っていないのが現状です。
海外のデーターを見ると...
米国 18本
スウェーデン 26本
と大きな差があります。その違いはなんでしょう?
答えは定期検診の受診率にあります。
定期検診受診率は
日本 約2%
米国 約60%
スウェーデン 約90%
こちらのデーターと歯の残っている本数を照らし合わせると、
"定期検診を受診している方は歯の残っている本数が多い"と言えるでしょう。
これは歯が悪くなる前にアプローチもしくは発見した方が結局は歯が残ること(当たり前ですが)を物語っています(ぎりぎりまで我慢すると重症化して治療の成功率が低くなります)。
8020を目指すなら、定期検診(とプラークコントロール)をおすすめいたします。
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当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。